なんとなく出かけるのが億劫になることがある。日々の出来事に疲れたり、心配になったり、旅行好きの私でも気乗りがしない時もある。
福島は新幹線で早朝出かけるのだが、数日前までモヤモヤとした気分だった。
新幹線に乗って、新幹線誌の巻頭の随筆を読んで吹っ切れた。柚月裕子(ゆづきゆうこ推理作家)が旅行先で海を見ているとき、隣で子供が空も海のよう!雲は波、ヒコーキは鯨と叫んでいる親子三人の会話を描写したものだが、最後にこう言うのが豊かな会話というのだろう、と締めくくっている。
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私も福島に不動産という思いを届けに行くのだと思ったとき、これまでのモヤモヤが吹っ切れた。福島の街を歩いてみよう、そんな気持ちが湧いてきた。醤油チャーシュー麺はおいしかった。
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