数年前、偶然入り込んだ神社で、そのときは貸し別荘担当のK女史と一緒だった。甘酒を頼んだのだが、とてもおいしくていつかまた飲めたらよいと思っていた。現地調査物件のすぐそばにある神社に立ち寄ったら、そこが昔甘酒を飲んだところだった。

4万坪のスペースに、本殿や薪能の能舞台、修行所などが、建つ立派な神社だ。

お休みどころには、年配の板さんが立っていたので、甘酒を頼んだ。昔飲んだとき、とてもおいしいと思ったのでもう一度作ってください、といったら、とても喜んでくれた。客は誰もいなかったので、採算を心配したが、全国から人が来て、甘酒を飲みに来るので、忙しいとの説明。お正月には、能舞台で薪能をするので、4000杯もつくるのだそうだ。米麹100%の甘酒は、めったに飲めないという。

能舞台は、とても壮大で本格的なものだ。おそらく、能舞台では、日本有数のものだろう。それにしてもこれだけの施設は、どこが運営しているのだろう。