この1年ばかり、レゾンの膝元、青山通りの並木の変貌を見てきたが、
去る2月、トチの木に代わって数100mの区間に植えられた
あのか細いケヤキたちはどうしているかと、ランチがてら、カメラを手に
ぶらぶら歩いた。

香港の人気レストラン「糖朝」の青山店もある通りだが、ランチから戻る際、
真正面から当たる西日がオソロしくて、つい、避けてしまう。


ずらりと並木になった若いケヤキたち。真新しい御影石の舗道の上で、
精一杯の新緑をつけていた。
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先代のトチの木とコーディネートして植えられたのに、皮肉にもその直後に
”先輩”を失ったワールドビル前の7本のトチの木が若いケヤキを見守る。
向こうの空き地はビルの取り壊しが終わった南青山3丁目の再開発エリア。
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スーパーマーケット「ピーコック」から外苑方面にかけてはまだトチの木たちが
残され、葉がこんもりと繁って深い木陰をつくっている。
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伐採の予定を知ってか知らずか…。


青山通りの緑に関して最近目立ち始めたことがひとつ。

表参道から骨董通りの交差点までの区間、トチの木が伐採された後、
一緒に植えられていた舗道の植物がどんどん枯れてきているのだ。

左=パン屋さん「アンデルセン」の前。
右=「アンデルセン」より、「紀ノ国屋」あらためAOビルを見る。
なぜか中央分離帯の植栽は青々。
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レゾン本社前。
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こんな惨状がところどころで見られるようになった。

根元の土は乾ききって、砂のようだ。
故意に水を与えず枯死させるつもりだろうか?それでは植物が哀れだし、
何より見苦しい。
はなやかな「迎賓ストリート」として修景する前に、こんな楽屋裏を
見せられるとは、胸が痛む。


青山通りの変貌の過程は下記に。
     ↓  ↓  ↓  ↓  ↓
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